アトピー性皮膚炎の原因とサプリメント
アトピー性皮膚炎の原因はいろいろ考えられますが、
それらが相互に関わりあって発症したり症状が重くなったりしている場合が多いようです。
１栄養過剰
①未分解のタンパク質（腸内細菌叢の異常）の増加。
②タンパク質の摂取量の極端な増加。
③飽食による栄養過剰、あるいは栄養の偏り。
④リノール酸（オメガ６）、αリノレン酸（オメガ３）のアンバランスな摂取。
⑤有害ミネラルによる、必須ミネラルの吸収の妨害。
 ２食品添加物、農薬
食品添加物やポスト・ハーベスト、家畜や養殖魚などの飼料に入っている抗生物質などによって
食物アレルギーの症状が起こることもある。
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３住環境の変化
室内が高温多湿になってダニやカビが繁殖しやすい住環境、
シックハウス症候群に見られるように住宅の建材などからの化学物質に反応している場合、
また、煙草の煙や化粧品などにより住まいのアレルゲンは多様化している。
４水・大気の環境汚染
水の汚濁や大気汚染による化学物質の使用増加がアレルギーを悪化させる。
５精神的ストレス、物理的ストレス（四季の変化、汗など）
中高生や受験期、就職、職場環境の変化等々
過度なストレスによって発症、再発する場合も多い。
また、ストレスによって食生活が乱れることもさらに悪化の原因となっている。
⇒ ストレス対応サプリメント
★未分解のタンパク質がアレルゲンに★
 食物は動物、植物ともに、タンパク質、脂肪、炭水化物、水分、ミネラル（無機塩類）から構成されます。
食物アレルギーは、動植物食品を食べたとき、その組織中のタンパク質が分解されないことで起こります。
胃の中で胃酸とペプシン（タンパク質分解酵素）が分泌され、
さらに脾臓から脾液が分泌されて、タンパク質はアミノ酸に分解されます。
アミノ酸は細胞に運ばれて、ＤＮＡ遺伝子の設計図をもとに皮膚や骨、血液、臓器などの
古い組織と入れ替わって、新しい組織が作られていくのです。
タンパク質がアミノ酸に分解されていないと、腸はそれを排泄しようとします。
大豆やとうもろこしなどがそのままの形で便に混ざっているのは、
そのタンパク質が分解できていなかったことを意味しています。
大人は腸が発達しているので異物をそのまま素通りさせることができますが、
消化器系の発達が十分でない乳児や子どもでは、消化吸収の過程で未消化のタンパク質が腸から吸収されることがあります。そうすると抗体が作られ、ヒスタミンやロイコトリエンなど炎症を起こす物質が出てきて炎症が起こり、かゆみや腫れ、赤み、ぜんそく、くしゃみ、下痢などの症状が起こり始めます。
一度抗体が作られると次に同じ食べ物をとったときにも症状が起こり、
慢性化の一途をたどってしまうのです。
 ★アレルギーは腸の異常から
アトピー性皮膚炎は皮膚の症状なので、
患者は皮膚科に行きます。
しかし、皮膚炎も実は、血液中の分解できないタンパク質や不必要なもの（抗生物質、食品添加物など）が過剰に流れることが根本原因と考えられます。
そういう理由で、アレルギーの人には十分なビタミン、ミネラルに加えて、タンパク質の分解を進める酵素などが必要になってきます。
さらに最近の研究で、
乳酸菌には強いタンパク質分解能力があり、アレルギー性疾患に有効であることが分かってきました。
タンパク質が原因になりますので、タンパク質を摂らない「除去食」をされているお子さんが多いと思いますが、やはり成長期のお子さんにとってアミノ酸は必須です。
アミノ酸をサプリメントから補助するのも良いでしょう。⇒ アミノキレート
（アトピーの改善ではなく、除去食によるアミノ酸不足を補うため）
また、食事のタンパク質を確実に消化・分解するために補酵素を補うのも良いでしょう。
⇒ マルチザイム
★リノール酸（オメガ６）、αリノレン酸（オメガ３）のアンバランスな摂取
 現代の食生活は、オメガ６系の脂肪酸の過剰摂取により オメガ３：オメガ６ のバランスが崩れています。
オメガ６系脂肪酸の過剰摂取は、アレルギー症状にも過剰反応を起こしやすくなります。
反面、
オメガ３系の脂肪酸＝亜麻仁油などは、アレルギーの過剰反応を抑制する働きがあります。
積極的にオメガ３系の脂肪酸を摂取することは、アトピー、アレルギーには必須です。
⇒ 亜麻仁油、リグナンフラックス
★有害ミネラルによる、必須ミネラルの吸収の妨害
水銀や砒素、カドミウム、鉛をはじめとする有害ミネラルの蓄積もカラダの正常な働きを阻害しています。
デトックスサプリメントや ファスティング、腸内洗浄等々で 有害ミネラルを積極的に排泄しましょう。
⇒ デトックス |