毛髪分析で測定されるミネラル


 ■必須ミネラル

人の成長や生命活動を維持する上で欠かせないミネラル。不足はもちろん過剰も問題です。
Ca
カルシウム
骨や歯の形成や修復、神経や筋肉の働きに欠かせません。血液中に存在して、栄養素や酵素を体内に運んだり、マグネシウムと協調しながら体液のバランスをとる働きを持ちます。
食材:小魚、乳製品、豆腐、胡麻など
Mg
マグネシウム
細胞内に存在して、過剰なナトリウムを排出させます。糖やアミノ酸の代謝にもかかわり、不足すると体力や持久力が低下します。カルシウムの摂取過剰はマグネシウムの排出を促します。
食材:ナッツ類、ゴマ、玄米、大豆、海藻類など
Na
ナトリウム
細胞の浸透圧のバランスをとり、体液の弱アルカリ性を保つ働きがあります。神経の伝達や筋肉の収縮、栄養分の細胞膜透過に関与しています。日本人にはあまり不足はみられません。
食材:食塩、いわし、しらす干し、味噌、しょうゆなど

カリウム
おもに細胞内部で働き、ナトリウムとのバランスで細胞内の水分調節や酸、アルカリの調節をします。また心臓、腎臓、筋肉、神経系の働きをコントロールしているミネラルです。
食材:野菜、果物、海藻、きのこなど
Cu
赤血球の形成に鉄と共に関与しているほか、コレステロール精製にも関与しています。骨や関節の痛みをやわらげ、肌の美容効果があります。
食材:レバー、ナッツ類、ゴマ、ココアなど
Zn
亜鉛
活性酸素の働きを抑制させたり、味覚障害の改善など、人間の生命維持活動に大きく関わります。不足すると正常な免疫反応ができなくなったり、ストレスに耐えられなくなることもあります。
食材:かき、煮干、レバー、ゴマなど
Fe
赤血球中の経も黒便の主成分で、各細胞に酸素を運びます。銅と協調しながらタンパク質の代謝を促す酵素反応にも関わっています。不足するとストレスに弱くなります。
食材:レバー、卵黄、ひじき、納豆など
Mn
マンガン
タンパク質や脂質、糖質の代謝を助けます。骨格の形成や性ホルモンの分泌、神経刺激の伝達にも欠かせないミネラルです。成長期には特に必要になります。
食材:ゴマ、ナッツ、大豆、わかめなど
Cr
クロム
糖や脂肪の代謝に利用されて、上昇した血糖値やコレステロール値を正常に戻す働きがあります。不足するとインスリンが正常に分泌されていても糖尿病を引き起こす原因になります。
食材:ひじき、いわし、牛肉、野菜など
Co
コバルト
ビタミンB12の活性に関わります。肝臓、腎臓、心臓などに蓄えられていて、必要に応じて動員されます。不足すると貧血の原因になります。
食材:レバー、エビ、たらこ、はまぐりなど

バナジウム
骨や歯、脂肪組織に蓄えられます。高くなったコレステロール値や中性脂肪値を正常化する働きがあります。近年、インスリンと同様の血糖値効果作用も注目されています。
食材:天然水、ホヤなど
Mo
モリブデン
肝臓に貯蔵されている鉄を必要に応じて動員する酵素と、脂質を体内で燃焼させる高との活動に欠かせないミネラルです。含硫アミノ酸の摂取が少ないと尿から排出されてしまいます。
食材:麦、玄米、大豆、海藻など

リン
リンが体内で有効に働くためには、カルシウムやマグネシウムとのバランスが保たれていることが必要です。骨格や歯の発育にも不可欠な体内で2番目に多いミネラルです。
食材:魚、肉、チーズ、穀類など
Se
セレニウム
強力な抗酸化作用を持ち、ビタミンEと協調して老化や発ガンを抑制します。また、水銀などの有害金属を解毒する作用や免疫機能の正常な働きにも不可欠なミネラルです。
食材:にんにく、たまねぎ、ナッツ類、うなぎなど

 ■有害金属

人の体を蝕むミネラルです。微量であっても体内から検出されるのは問題です。
Al
アルミニウム
水道水やアルミ食器、アルミホイルなどのほか、食品や医薬品、化粧品などから体内に取り込まれます。体内に入ると骨の形成を妨げるほか、神経に与える悪影響が指摘されています。
摂取源:汚染された水道水、アルミ食器、アルミホイルなど
As
砒素
少量でも強い毒性を発揮して、重要な酵素の活動を阻害します。有機砒素は腎臓から排泄されますが、無機砒素は体内に値失せ帰されて脂肪にいたる中毒原因にもなります。

摂取源:汚染された水道水(井戸水)、殺虫剤、除草剤、自動車の排気ガスなど
Cd
カドミウム
イタイイタイ病の原因金属です。体内に一定量異常蓄積されると、正常な代謝や酵素活動を狂わせて、脳・神経系や心臓、血管系にダメージを与えたり、カルシウム代謝に異常をきたすこともあります。
摂取源:タバコの煙、工場排水に汚染された魚介類、米、排気ガスなど
Pb
排気ガスなどに含まれており、体内に入り込むと長期間骨に蓄積されてしまいます。少量であっても記憶障害などの脳神経系に害を及ぼすとの報告があります。
摂取源:鉛製の水道管、タバコの煙、自動車の排気ガスなど
Hg
水銀
水俣病の原因金属です。有機・無機をとわず、いずれも有害です。水銀の害はおもに、脳神経系統と筋肉に現れます。日本人は魚を良く食べるので、水銀の摂取量は多くなります。
摂取源:歯の詰め物(アマルガム)、魚介類、防カビ剤など
Ni
ニッケル
皮膚や肺から吸収されやすく、体内蓄積量が増えるとDNAにも悪影響を及ぼし、歯肉炎、口内炎、めまい、ガンを誘発することがあります。アレルギーの原因になることもあります。
摂取源:アクセサリーなどのニッケルメッキ(合金)、大豆、工場廃水など

”体に溜まった「毒」をとり除く!デトックス” より
HOME  商品一覧  健康コラム ご利用案内 会社概要