亜鉛 Zn


■亜鉛の働き

* 亜鉛の重要性

脳の海馬に多く含まれ、記憶力や精神状態に重要なはたらきをします。

DNAやタンパク質の合成にはたらき毛髪や皮膚などの細胞新生を促します。

免疫機能に重要な胸腺に多く含まれます。

味覚、嗅覚を正常に保ちます。

水銀、鉛の毒性を弱めます。

インスリンの構成成分です。

目の健康に重要です。

性の能力を高めます。
(男性では生殖機能の発達、生殖能力の維持に欠かせません)

味覚を正常に保つのに必要な栄養素。
皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素。
タンパク質・拡散の代謝に関与し、健康維持に役立つ栄養素。

亜鉛の働き

「からだに効く栄養成分バイブル」中村丁次 著 より
成長を促進し、傷を早く治す

細胞の新生が行われているところに、亜鉛は不可欠です。
新しい細胞をつくるには、遺伝子の情報を写したり、タンパク質を合成するなどの化学反応が滞りなく進まないといけません。
この反応を進めるのが、亜鉛が成分となっている酵素です。
亜鉛が不足すると細胞分裂がはかどらず、子どもでは発育が遅れます。身長も伸びません。
成人では、新陳代謝が活発な器官ほど亜鉛不足の影響を受けます。
肌はかさつき、傷の治りが遅くなります。
脱毛や、爪の白い斑点もあらわれます。
胃腸も新陳代謝の活発なところですから、胃腸障害もみられます。

亜鉛と味覚

味覚障害の原因に、亜鉛不足が指摘されています。
味を感じとるのは舌にある味蕾(みらい)という器官です。味蕾は成人で約3000個あり、老化すると減少します。数の減少が必ずしも味覚の低下につながらないのは、年をとるほど味の経験を積んでいるためです。老化によるものではなく、「味を感じない」という味覚障害が若い人にみられます。はっきりしたメカニズムは解明されていません。たぶん、耳下腺(じかせん)から分泌される唾液(だえき)中に亜鉛を含むタンパク質があり、味蕾のはたらきに影響を与えるためと考えられています。

感染症を予防する

亜鉛が不足するとかぜをひきやすくなります。
からだにウィルスなどの異物が侵入すると、異物を排除しようとする免疫反応がおこります。亜鉛が不足すると、この免疫反応がうまくいかなくなり、かぜをひきやすくなるのです。
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